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オガ炭の製造工程はどのようなありますでしょうか

更新日:2023年7月24日

ブリケットとは、バイオマスを圧縮して得られる製品で、バイオマスの利用を容易し、輸送コストを削減し、保管を容易にすることを目的としています。尚、オガ炭はおがくずをブリケット化(圧縮)した製品です。このオガ炭から、燃焼のしやすさと質を向上させるために、炭化工程が行われ、最終的にオガ炭(sawdust charcoal)と呼ばれる製品になります。

インドネシアオガ炭
インドネシアのオガ炭

一般的に、オガ炭の形状は六角形で、燃焼の際に、空気の循環をよくすることを目的としていますが、オガ炭の製造工程はどのようなものですか?


1. 木材原料を粉砕して、粉末に成型する。

オガ原料業者の中には、おがくずであれソーミルであれ、すでに特定の樹種で様々な大きさの粉末で提供しているところがあります。発電産業におけるバイオマス燃料としてのオガクズの需要が高めているによって、オガ炭用の良い原料や適切な樹種を見つけるのが難しくなる状況が続けています。普通は、おがくずの大きさが、Sending, Sawmill, 及びMoldingと呼ばれることが多く、一番大きな粉の大きさで5mmの基準になっています。

インドネシアオガ炭原材料
木材原料のオガ
2. ミキシング工程

各種木粉原料を集めた後、粉の大きさが異なる種類の木材をローダーに積み込み、ミキサー回転機械に投入して、混合します。回転機械は、各種おがくずを混合する用途のほか、他の不要物や原料の選別やフィルター工程としても機能します。この工程については、様々な形態や技術があります。

インドネシアオガ炭工程用の回転機械
回転機械(Credit:https://www.ggfiltration.com/products)

3. 乾燥工程と金属分離工程

おがくずがゴミや大きなサイズの材料からきれいになった後、これらのおがくず粒子はコンベヤーで回転式またはサイクロン式の乾燥機に移動させます。ここでおがくずの粉は、水分組成が12%以下に達するまで乾燥されます。簡単に説明すると、回転管またはサイクロン塔が加熱された後、内部の空気は、空気と凝縮水(蒸発した水の組成から得られる)の間の分離が行われ、真空ポンプで吸引されます。


その後、乾燥したおがくず粒子は大きな磁石を通過し、オガ炭の燃焼品質を低下させる小さな金属物や粒子をフィルタリングします。

インドネシアオガ炭の乾燥機械
オガ炭の乾燥機械 (Credit: https://www.charcoalmachinery.com/product/

4. 押出・成型・圧縮加工


おがくずの粉が非常に乾燥し、「きれい」になった後、成形機と圧縮機に入れて、仕様に応じて形と大きさを整え、密度が高いブリケットを得られます。



圧縮工程後の製品 (Credit: Batang工場)


5. 炭化工程

炭化は、ブリケットを臨床炉で酸素のない状態で高温高圧の条件で加熱する工程です。この工程の目的は、ブリケット中の化学成分を破壊し、高い炭素組成を得ることです。炭素組成が高ければ高いほど、得られる燃焼結果や温度も良くなっています。


炭化の日数は、炉の温度、炉の容量(3.5トン~5トン)、おがくずの組成、ブリケットの密度によって異なりますが、「収穫」できるまでに7日、10日、3週間かかるものもあります。


6. 包装工程


オガ炭は、お客さまが希望するグレード、サイズ、総重量に合わせて箱に入れています。

インドネシアのオガ炭の包装工程
オガ炭の包装工程

それが、オガ炭の製造工程です。何かオガ炭のサンプルや工場見学や相談ものなどあれば、ぜひ気軽にお問い合わせください!

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